JA全中(全国農業協同組合中央会)の会長として注目を集める山野徹さん。
鹿児島の農家に生まれ、農業の未来を考えて歩んできたその人生は、多くの人に勇気を与えています。
そこで筆者は、山野さんのプロフィールや学歴、JAグループでのキャリアをわかりやすくご紹介。
「米価格は高くない」発言の背景や、JAの未来をどう描いているのかについても深掘りしました。
農業に関心がある方はもちろん、現場からトップに立つリーダー像を知りたい方にもおすすめの内容です。
「農業は命を支える仕事」という言葉の重みを、ぜひ一緒に感じてみてください。
山野徹のwikiプロフィール!年齢や出身地・家族構成まとめ
山野徹さんは1955年生まれの69歳。
出身は鹿児島県大崎町で、生粋の“農育ち”なんです。
鹿児島って言うと「黒豚」や「焼酎」のイメージが強いですが、実は農業もめちゃくちゃ盛んな地域なんですよね。
そんな中で育った山野さん、まさに田んぼと畑に囲まれた日々を過ごしてきたそうです。
実家は農家で、当時はカライモ(さつまいも)、お米、ナタネなんかを作っていたとか。
子どもの頃から土に触れて、家族で農作業を手伝うのが当たり前の生活。
お米大好き家族としては「なんて理想的な原風景!」と感動しちゃいます。
ちなみに山野さんにはお姉さんが1人いて、農家の跡取りとして期待されていたとのこと。
親から「おまえが家を継げ!」と言われて育つって、責任重大だけど、逆に使命感も生まれますよね。
うちの子たちも「ごはんは白米じゃなきゃイヤ!」って言うくらい米に命かけてるので、やっぱり環境って大事だなって思いました(笑)。
家族構成については詳細な情報は公開されてないんですが、山野さんは家庭を大事にしているタイプの方みたいです。
会見などでも「家族の支えがあってこそ今の自分がある」って趣旨の発言をしていて、そこにじーんときたパパ多いんじゃないかな。
というわけで、山野徹さんのプロフィールは、まさに“農とともに歩む人生”のスタートライン。
これからその人生がどう進んでいったのか、気になるところですよね!
鹿児島の農業高校から始まる学歴と学生時代のエピソード
学生時代から「農業で生きていく」と決めていたそうで、迷わず農業高校へ進学。
ここで栽培技術や農業経営の基礎を徹底的に学び、現場に活かせる知識を叩き込まれたとか。
当時の鹿児島は、みかんやお茶、米の価格変動が激しくて、農家は本当に大変だったらしいです。
「育てても儲からない」という声も多いなか、山野さんは「それでも農業を続けたい」と思えたこと自体がすごい。
このへん、お米農家さんと付き合いのあるパパ的にも、胸が熱くなるところです。
高校卒業後は、大学に進学して経済学を専攻。
「農業=作物を作ること」だけじゃなく、「農業=ビジネス」っていう視点を早くから持っていたようです。
学生時代にそういう感覚を持てる人、今でもなかなかいないですよね。
ちなみに、「農業改良普及員」っていう農業界では結構カッコいい仕事に憧れてたそうなんですが、資格要件が合わず断念。
でもその悔しさが逆に、農協でバリバリ働く覚悟につながったんだとか。
まさに“転んでもタダでは起きない”タイプ。
農業高校→農業大学→JAという道は、農業に人生をかけた人のリアルな軌跡です。
続いては、JAグループでのキャリアをどう築いていったのかをご紹介します。
JAグループでの歩みと就任までのキャリア
山野徹さんのJAグループでのキャリアは、まさに“下積みの星”って感じです。
現場の声を拾って、必要な支援を届ける「御用聞き」的な存在だったとか。
これ、今で言うカスタマーサクセスの走りじゃないですか!?
個人的には「現場に強い人って最終的に信頼されるよな~」って思います。
子どものPTAでも、やっぱ動ける人が強いですし(笑)。
その後、2012年にJAそお鹿児島の代表理事組合長に就任。
2017年にはJA鹿児島県中央会会長へとステップアップ。
さらに2020年には、JA全厚連(全国厚生農業協同組合連合会)の会長として医療や福祉分野にも貢献。
JAグループって、実は病院や検診センターも運営してるって知ってました?
ここまで幅広い分野で活動してたら、そりゃ信頼も厚くなりますよね。
そして2023年、ついにJA全中(全国農業協同組合中央会)の代表理事会長に就任。
地方出身でここまでのぼりつめるって、本当にすごいと思います。
次はそのJA全中の中で、山野さんがどんな役割を担っているのか見ていきましょう。
JAグループの中で山野徹が担う役割とは?
この役職、簡単に言えば「全国の農協のまとめ役」。
農協の声を政府や社会に届ける役目で、まさに“農業界のスポークスマン”みたいな存在です。
政策提言、農協同士の調整、経営相談など、仕事内容は多岐にわたります。
いわば農業界のリーダーとして、現場からの声を活かして制度や環境を整える司令塔的存在です。
しかも、山野さんは「現場に寄り添うことが最優先」と常々発言していて、机上の空論じゃなく、実行ベースの判断を大事にしてるタイプ。
うちの米農家の知人も「山野さんならまぁ、ある程度安心して任せられるんじゃないかな」って言ってました。
こういうリーダー、いま農業だけじゃなくて社会全体に必要ですよね。
「米価格は高くない」発言の真意と背景
2025年5月の記者会見で、山野さんが発した一言が波紋を呼びました。
「米は決して高いとは思っていない」——。
このコメント、SNSなどで「庶民感覚とズレてる!」と批判されちゃったんですよね。
でも、発言の全文を読むと、実はかなりバランスの取れた内容なんです。
山野さんは「今の価格は消費者と生産者のどちらにも納得できるラインを目指した結果」であり、「決して高騰を放置しているわけではない」とも話しています。
「生産コストすら回収できなかった過去があるからこそ、今は適正価格を維持したい」って、これは完全に現場目線の発言ですよね。
筆者のようなお米大好き家族としては、もちろん安ければうれしい。
でも、うちの炊飯器が「安米は水加減が難しい」とか言ってる(※ただの擬人化)ので、やっぱり質も大事!
生産者が安心して育てられる環境があってこそ、うちら消費者も満足できるお米が手に入るわけです。
発言が切り取られて批判されがちですが、背景には深い考えがあるんだなと実感しました。
山野徹の今後とJA全中の未来への展望
山野さんの今後のテーマは「食糧安全保障の確立」と「JAの経営基盤強化」です。
これはただのスローガンじゃなくて、地方の農家を守るためのガチの課題。
実際に、山間部では耕作放棄地が増えて、限界集落の話題も多くなってきましたよね。
山野さんは「地方を元気にしなければ日本全体が弱る」と断言。
自給率アップにも本気で取り組んでいて、「農業は命を支える仕事」という信念がにじみ出ています。
最近ではスマート農業や若者の担い手育成にも力を入れているとのこと。
テクノロジーと伝統の融合、これって新しい農業の形として注目すべきですよね。
そして何より、「自分は営農指導員が原点」と語るあたり、山野さんの本質は“地に足のついた農の人”。
こういう人がJAのトップにいるって、農業界にはめちゃくちゃ心強いです。
よくある質問とその答え(Q&A)
Q: 山野徹さんの出身地はどこですか?
A: 鹿児島県大崎町の出身です。農家の家に生まれ育ち、農業と共にある生活を送ってきました。
Q: 山野徹さんはどんな学歴を持っていますか?
A: 鹿児島県の農業高校を卒業後、大学(経済学部系)へ進学しています。現場と経済の両視点から農業を捉えた教育背景が特徴です。
Q: JAグループでのキャリアはどのようなものですか?
A: 開聞町農協でキャリアをスタートし、営農指導員として16年勤務。JAそお鹿児島の代表理事、JA鹿児島県中央会会長、JA全厚連会長を経て、2023年にJA全中会長に就任しました。
Q: 「米価格は高くない」発言の真意は?
A: 適正な価格維持を目指し、生産者と消費者のバランスを取ることを意識した発言です。背景には農業コストや持続可能性への配慮があります。
Q: 山野徹さんの農業に対する姿勢とは?
A: 現場主義を貫き、「農業は命を支える文化」と語っています。スマート農業や担い手育成にも注力し、農業の未来に本気で向き合っている姿勢が伝わります。
まとめ
今回の記事では、JA全中会長・山野徹さんについて以下の内容をお届けしました。
- 鹿児島出身の農家育ちで、69歳の現役リーダー
- 農業高校から経済系大学を経て、JA現場に16年勤務
- JAそお鹿児島〜JA鹿児島県中央会〜JA全厚連〜JA全中とキャリアを構築
- 「米価格は高くない」発言の真意は“生産者と消費者のバランス”を重視
- スマート農業や担い手育成など、農業界の未来への取り組みも推進中
山野さんのキャリアは、現場で汗をかくところからスタートし、リーダーとしてJA全体をまとめるまでに至った“農業一本勝負”の人生でした。
農業を単なる職業としてではなく「命を支える誇り」として捉えているその姿勢は、多くの農業者や消費者にとって心強い存在だと感じます。
記事を読んで「農業ってもっと面白そう」「リーダーってこうあるべきなんだな」と少しでも感じたら、今後のJAの活動や農業政策にもぜひ注目してみてください!